私の映画採点 2013年10月04日号
2回目の書き込みでタイトル行の仕様を変えてみた。
『そして父になる』(監督:是枝裕和・2013年邦画)
★★★★★★★★☆☆ 推薦作
『地獄でなぜ悪い』(監督:園子温・2013年邦画)
★★★★★★★★★☆ 名作
今回はこの2本。前者はカンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品、後者は、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞受賞作品。
『そして父になる』は、6歳の息子が実は産まれた時に病院で取り違えられた他人の子供だった事が分かって、取り違えの相手の家族との交流を深めていって、後に実の息子を迎え入れた夫婦や子たちの葛藤を描いた作品。最初は簡単に済ませておけばよかったと思ってきたんだけど、「共に過ごしてきた時間」という「宝物」は無視できないんだな...って思ったわ。最後は本当に、ジーン、ときた。父親役のマシャ兄(福山雅治)は本当によかったわ。
『地獄でなぜ悪い』は、少年期から映画製作を夢見る中二病の連中が、映画製作を強行したヤクザ軍団に出会って、敵対するヤクザ軍団の協力を得てホンモノのヤクザ抗争の映画を命懸けで作ってしまう作品。実にナンセンスで本当に爆笑したわ。映画の撮影シーン = ヤクザ抗争のシーンはまさに「仁義なき戦い」どころか、爆笑じゃわ。だが実際に公開したら違法だな。兎にも角にもヘンな意味で痛々しすぎて本当に面白かった。でもこの作品は批評家の間で賛否両論で分かれているみたいだから、お笑い番組が好きなヒトとサブカル色が濃い作品が好きなヒト向きかもしれん。
さて、次は何を観ようかね。実は11日から18日まで休みで、その内1日か2日くらい劇場で映画を観捲ろうかと思っているんだな。サロンシネマで台湾映画が2本上映(『台湾アイデンティティー』、『あの頃、君を追いかけた』)されるから、まずはそれらを観て、他に何か観ようか考えているんだなぁ...
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