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2019年10月13日 (日)

空の青さを知る人よ

★★★★★☆☆☆☆☆ 凡作

 

兎にも角にも、作画が酷い。ストーリーは良い方なのに、演技は良かったのに、酷い作画で全て台無しにされた。前作『心が叫びたがってるんだ。』の作画も良い方じゃなかったのだが、素晴らしいストーリーと楽曲に圧倒された。だが今回は作画の悪さを帳消しにするような「凄味」が全く無かった。長井龍雪はストーリーと演技さえしっかりしておけばTVスペシャルを作る感覚でいけばいいと思っている。それはとんでもない間違いだ。今回は観る者がゼニを払う劇場版である。それに、東宝の配給で制作費が上積みされた筈だ。それなのに、この低クオリティ。期待していただけに、本当に悔しい思いである。
演技については、2役を務めた俳優・吉沢亮と「あおい」役の女優・若山詩音が素晴らしい。この2人なら声優としても通用できそう。本職声優の落合福嗣と種崎敦美もさすがの演技。松平健もいい味出てた。ただ吉岡里帆は微妙なところ。吉沢、若山、吉岡の3人はオーディションで選ばれたとか。大手芸能事務所のゴリ押しだけで決めない事は評価したい。と言うか、オーディションは普通にしなきゃ駄目。
終盤の「しんの」と「あおい」が空を飛ぶシーンを見て思った。これ、「翔んで埼玉」ならぬ「翔んで秩父市」なんて言われるのを密かに狙っているのかね。埼玉県秩父市を舞台にした映画だからな。だがワシに言わせれば「とんだ作画崩壊アニメ映画」だな、と。

 

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